「先生でも親でもない、あの人の一言」で、前に進めた話。〔0013〕

進路について、誰かに相談したことがありますか?
親に話したら、心配させてしまった。 先生に話したら、なんか違う方向の話になってしまった。 友達に話したら、「私もわからない」で終わった。
そんな経験、ひとつやふたつ、あるんじゃないかと思います。
では、「話してよかった」と感じた相手は誰だったでしょう。 少し考えてみると、意外な答えが浮かんでくるかもしれません。
同級生に話したら、答えより「共感」が返ってきた
高校2年の冬、文系か理系かで本気で迷っていた生徒の話です。
親に話すと「安定した職業につけるほうにしなさい」と言われ、先生に話すと「成績からすると理系のほうが選択肢が広い」と言われた。どちらも間違ってはいないのに、なぜかモヤモヤが消えなかった。

ある日、同じクラスの友人にぼそっと話してみた。
「私ね、理系の科目は得意なんだけど、なんか楽しくないんだよね。でも文系に行ったら将来どうなるかわからなくて」
友人は少し考えてから言った。「あー、わかる。私も同じこと悩んでた。でも、楽しくないのにずっと続けるのってしんどくない?」
その一言だけで、なぜか泣きそうになった。
「正解を教えてもらいたかったわけじゃなかったんだ」と気づいた瞬間だった。自分の気持ちを、「わかる」と言ってくれる人が必要だっただけだった。
少し年上の先輩に話したら、「リアルな地図」をもらえた
大学受験を半年後に控えた男の子は、志望校に自信が持てずにいた。
塾の先生には「このまま頑張れば届く」と言われる。でも自分の中には「本当に?」という疑念がある。誰かに正直に「不安です」と言いたいのに、先生や親の前ではそれが言えなかった。
そんなとき、文化祭で再会した2歳上の先輩に、思い切って話しかけてみた。
「去年の受験、どうでしたか?ぶっちゃけ、どんな感じでした?」
先輩は笑いながら言った。「ぶっちゃけ、ずっと不安だったよ。模試でE判定出たときは本気でやめようかと思ったし。でも直前の2ヶ月で急に伸びてさ。なんか、諦めなきゃよかったなって今は思う」
その話に、情報以上のものがあった。失敗もした、迷いもした、それでも今ここにいる。その「リアルな軌跡」が、何より心強かった。
模試の判定でも、偏差値の数字でもなく、「自分より少し先を歩いてきた人の本音」が、前に進む力をくれた。

なぜ「年が近い人の言葉」は、こんなに響くのか
親や先生の言葉が届かないのは、彼らの言葉が間違っているからではありません。
ただ、立場が違いすぎる。
親は心配するから、どうしても「安全な方向」に引っ張ろうとする。先生は指導する立場だから、どこかで「評価」が入ってしまう。
でも、同世代の友人や少し年上の先輩は違う。つい最近まで同じ場所にいた。同じように悩んで、同じように迷ってきた。だから、「なんか違う」と感じたとき、「それ、わかる」と返してくれる。
この「わかる」の一言が、どれだけの人を救ってきたか。

ただ、友達や先輩に相談できない場合も多い
とはいえ、身近に話せる先輩がいるとは限りません。
同世代の友達に話すと、かえって「比べられている」ような気持ちになることもある。受験期は特に、お互いがライバルでもあるから、本音で話しにくい。
「誰かに聞いてほしいのに、誰にも言えない」という状況は、決して珍しくないのです。
CompassMateには、現役大学生のメンターがいます
CompassMateには、現役の大学生メンターが在籍しています。
彼らはつい数年前まで、同じように受験を経験し、進路に悩み、部活と勉強の両立に葛藤していた人たちです。
友達には話しにくい。先生には評価されそうで怖い。親には心配かけたくない。
そんなとき、「少し先を歩いてきた人が、ただ話を聞いてくれる場所」が、CompassMateです。
答えを押しつけることはしません。まず話を聞いて、一緒に整理して、その人自身の言葉で考えられるよう、そっと背中を押す。それが、CompassMateのメンターたちのやり方です。
どんなメンターがいるか、どんなことが相談できるか、ぜひ一度見てみてください。


